エステル・ユスターシュの航海日誌

FINAL FANTASY XIV Player's Logbook

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第21章 クリスタルブレイブ

※この物語はあたかも本編準拠のような単なる妄想です。
※ときどきネタバレとか含まれちゃうかも知れません。







 大型帆船一隻を手に入れようと思うと、これはもう莫大なお金が必要なわけで。
 しかも、公的にはクレージーチェシャキャッツ号は既に存在してるから、公的に合法的におおっぴらな方法で購入しちゃうと矛盾が生じちゃうわけで。
 船を手に入れようという私たち「一味」の野望はなかなかに遠大だった。

 だから、もう、いろんな仕事したよね!
 おカネのニオイがする仕事には何でも手を出したよ!
 合法か非合法かは訊かないで!
 でもでも、この日はたまたま大口のちゃんとしたお仕事!

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 イシュガルドの名家フォルタン伯爵家から物資の輸送依頼。
 冒険者ギルドと暁の血盟の支援で、ドマ難民の一団がレヴナンツトール開拓団を組織したのは先日のこと。そこで、暁に、というか、光の戦士のあの人に恩義を感じてるフォルタン家の騎士が物的支援を約束した。
 そんなこんなで、モードゥナの拠点、とは名ばかりの廃墟レヴナンツトールへの物資輸送が今回の私たちのお仕事。

 なんでも、輸送の第一陣を担当した輜重隊が異端者に襲われたらしい。
 異端者っていうのはイシュガルド正教会に対する異端。対竜聖戦(これを竜詩戦争って呼ぶんだって)を千年も続けてるイシュガルドにとっての裏切者、背信者、売国奴。
 最近になって「氷の巫女」なんて大仰な二つ名で呼ばれる指導者が現れて、その異端者たちも活発かつ組織的に動いてるんだってさ。

 ともあれ!
 襲われた輜重卒だか騎兵だかには悪いけど!
 そんなときには私たちみたいな怪しげな一味にお鉢が回ってくるわけで!

 騎士のひとりが、
「急な話を引き受けてくれて助かるが……我が国には海はないぞ?」
 なんて首を傾げる。
 そりゃそーだよ!
 だって、私たち武装商船だもんね!
 そりゃーもー不思議でしょーよ!
「あはは! ちょっと今、船は入渠してまして! あはは!」
 まるで使い慣れたかのように専門用語混ぜたりなんかして。

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 船員一同に大量の荷物を持たせてえっちらおっちら。
 雪深いクルザス中央高地からモードゥナへ。
 結局、私たちの一団は異端者に襲われることもなくレヴナンツトールに到着した。
 チョコボキャリッジやらパックチョコボ代わりに扱われてへとへとの船員たちを尻目に、船長の私は納品の手続きに向かう。
 向かった先は、開拓団に軒先を貸してる石の家。つまり、暁の新本部。
 そのとき、ここでちょっとした式典が挙行されてたんだよね。

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「暁のもとで国家間の垣根を超えた活動を行う、グランドカンパニー“エオルゼア”先行組織、“クリスタルブレイブ”の設立を、今ここに宣言する!」
 アルフィノ君は高らかに拳を振り上げた。
 そう、それが「クリスタルブレイブ」誕生の瞬間だった。
「すべては、エオルゼアのために!」
「すべては、エオルゼアのために!」
 アルフィノ・ルヴェユール総帥に呼応する、青い制服の隊員たち。都市軍事同盟の定める「軍服」に準拠してて、なるほど確かに第四のグランドカンパニーみたいな感じ。

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 万雷の拍手と万歳の嵐。
 私の知人や友人も参加した新組織、クリスタルブレイブ。
 実は、冒険者仲間のアリアヌを介して私にもお誘いはあった。
 確かにね? 蛮神討伐を請け負う暁の血盟に「兵力」って今までなかったじゃん?
 光の戦士たちを呼び集めたり、なんなら私みたいな木っ端な冒険者をかき集めたりしてたわけで。新しい蛮神が次々と呼び降ろされる現状で、世間に求められた組織なのもわかる。
 でも、いいのかな? って思ったんだよね。
 いや、私には税関公社のお仕事もあるし、今では「船」もあるから参加はお断りしたけど。そうじゃなくってさ?

 アルフィノ君ってシャーレアンの人なわけだよ?
 そりゃあ、おじいさんはあのルイゾワ翁なわけで血筋はバッチリかも知れないけど、それでも彼はシャーレアン人なんだよ。
 エオルゼアの危機を前にみんなして逃げ出しちゃった国なんだよね?
 そんな国からやってきた「王子様」がだよ?
 いまさら「エオルゼアのために」って言って、みんな納得するかな?
 そりゃあ、私も暁の活動を通じて、アルフィノ君が優秀で裏表のない子だって知ってるけどさ? それとこれとは別じゃない?
 理念はわかるけど、どうにも釈然としない。
 まぁ、帝国人の私が言えたことじゃないけどさ。

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 エステルの物語 第2部

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